京王電鉄は、交通系ICカード「PASMO」を利用した乗車ポイントサービス「京王トレインポイント」を2023年10月1日から開始すると発表しました。
今回開始されるのは、事前登録の上で京王線および井の頭線を利用すると、利用回数や運賃に応じて「京王トレインポイント」が付与されるというサービスです。
この京王トレインポイントは大人と小児にてサービスが異なっており、大人向けでは同一月内に乗車した運賃区間ごとに回数を計算し、最大で14%のポイント還元が行われます。
運賃区間での回数計算となるため、発着駅が別となっていても運賃が同じなら回数に加算される点は、既存の回数券よりも利便性が向上します。
小学生以下の小児に関しては、1乗車ごとに小児運賃の50%分の京王トレインポイントを付与。実質半額となる仕組みです。
貯まったポイントは、京王百貨店や京王ストアで使える京王ポイントに交換するか、PASMOへのチャージが行なえます。PASMOの場合は手数料として80ポイントが目減りしてしまうので、京王沿線に住んでいる人ならば、交換利率が良い京王ポイントに交換するほうが良さそうです。
なおリリースの最後にひっそり書かれていますが、ポイントサービス開始に先立ち2023年8月31日に普通・時差・土休日回数券の発売を終了します。
10月の運賃値上げに回数券の廃止と、実質運賃がかなり値上がりする京王線。京王線が安いというのも過去の話になっていくのかもしれません。
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