JR東日本とPASMO協議会は、交通系ICカードであるSuicaとPASMOに関して無記名に続いて記名式のカードも2023年8月2日より発行停止すると発表しました。
今回発行停止となるのは、首都圏で利用されている交通系ICカード「Suica」「PASMO」です。既に無記名式のカードは発行停止となっていますが、新たに記名式のカードも発行停止になりました。
期間は2023年8月2日からとなり、発行再開時期は未定。半導体不足の解消の見込みが経たないことから、長期的に発行停止となりそうです。
発行停止となるのは、記名式のSuica、PASMO、モノレールSuicaとりんかいSuicaとなり、首都圏でメインとして発行される交通系ICカードがすべて購入できなくなります。
なお全てが停止するわけではなく、定期券が搭載されたカード、Welcome Suica、PASMO PASSPORTは継続して発行される他、スマートフォンを使用したSuicaやPASMOは無記名式を含めて発行が可能です。
また、東京メトロ24時間券などの企画乗車券が搭載されたカードは引き続き発行可能なため、どうしても必要な場合は企画乗車券とセットで購入することで入手は可能となっています。
今回継続して発行されるWelcome Suicaに関しては、発行場所と枚数の制限が実施。1人1枚までとなるほか、成田空港駅、空港第2ビル駅、羽田空港第3ターミナルのみで発行が可能となります。
想定よりも長期化しそうな交通系ICカードの発行制限。全員がモバイルに移行というのも難しいと思われるため、できる限り早く解消してほしいですね。
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