東京モノレールは2024年3月へ運賃改定を実施する予定として、国土交通省に鉄道旅客運賃の変更認可申請を実施しました。
今回東京モノレールが発表したのは、普通運賃と通勤定期。通学定期に関しては、運賃改定の対象にはなっていません。普通運賃の改定率は11.5%となっており、金額としては20円から40円ほどの値上げとなります。
また、通勤定期に関しては普通運賃よりも値上げ率が高く、平均改定率としては16.1%となります。しかし、2019年10月に定期の値下げを行っていることから、上限運賃としては25%と大幅な改定に繋がっています。
運賃改定前後の金額は上記の通り。比較的多くの利用客が良そうな浜松町~羽田空港は比較的運賃改定額が少ないですが、通勤などで利用されることが多そうな区間では、改定率が高くなっています。
定期は申請上限金額よりも安価に設定されていることが多いようですが、こちらも短距離利用に関しては値上げ幅が大きくなりそうです。
実際の区間に合わせると、浜松町から天空橋辺りまでの運賃がかなり上昇していることがわかります。定期運賃に関しては実際の設定金額はまだ公表されていないことから、どれほどになるかは未知数です。しかし通常運賃と同等としても、かなり沿線企業の負担は増えそうな改定となっています。
とはいえ旅行で使う人が多い浜松町から羽田空港での運賃値上げは最小限となっているのは一安心といったところでしょうか。
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